日本の殆どの女性が知っている『シャネル』というブランド。今は、
ブランドからすっかり遠ざかっている私ですが、20代では年不相応なバッグを購入し、上質なシャネル・スーツに憧れていました。今年は、
シャネルの映画が続けて公開されますので、まずは『ココ・ココシャネル』 (COCO CHANEL)
主演:シャリー・マクレーンを、いつものようにレイトショーで観てきました。
映画は、ココが70歳で果たした復帰コレクションを酷評された後、再起をかけるコレクションの意味(ココの人生)
をビジネスパートナーのマルクに語るところから始まります。そう、ココ・シャネルは、126年前に生まれ、
40年近く前の87歳で亡くなるまで活躍した強く逞しい女性。映画では50年以上前のコレクションが再現されていますが、古さを感じません。
裁縫を手伝っていた母の死後、父に捨てられ、孤児院で育ったガブリエル・シャネルは、成長し、お針子として働きはじめます。
シャネルがこだわった「自立」は、生きるため。「ココ」という名前は、お針子として働くなか、酒場で唄った有名な歌から。
ココはこの酒場でエチエンヌと出会い、パリ郊外のロワイヤリュのお屋敷に住みながら、上流社会の様々を学んでいきます。しかし、
結婚できない愛人生活から抜け出したかったのもあり、帽子づくりの才能を生かして、パリのエチエンヌのアパルトマンで開業しますが失敗。
そこにあらわれたのが、エチエンヌの友人の英国人実業家で、心を通わせていたボーイ。ボーイが出資者(パトロン)となり、
パリの路面店に帽子店を出し、彼の人脈もいかして成功します。のちにファッション界で成功したブランドとなったシャネルの始まりです。
才能を持つと同時に、絶え間ない努力を重ねたココ。「人間は成功ではなく、失敗で強くなるの。私は逆流に遡って強くなった。
」という言葉のとおり、情熱と努力の人でした。帽子店の成功後、「孤児院育ちで男を食い物にしている… …」
と揶揄されてもひるまず挑戦し続けるなど、何ひとつ諦めない激しい人生でした。
美人ではなかったように感じましたが、個性的な生き方が魅力のココ。愛情の面では、感情に溺れるのが嫌で、自立と結婚の間で揺れ動きます。
オートクチュールの服がつくれない第一次世界大戦のなか、動きやすいジャージーでつくったシンプルな服で、
コルセットから女性の体を解放したココ。単にシャネルというファッションブランドの創業者にとどまらず、
女性のために大きな貢献をした女性と知り、感動しました。私のデスク横の本棚にはNo.19も置いてありますが、
仕事もありつける機会は多くありませんでした。ココの「香水を選べない女に未来はない」にならって、これからは上手に選べたらと思います。
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