映画
『沈まぬ太陽』を観ました。山崎豊子氏原作の同小説を映画化したフィクションです。
ストーリーは、昭和30年代後半、国民航空の労働組合の委員長だった恩地(渡辺謙さん)は、
ストをたてに要求を勝ち取りますが、カラチ、テヘラン、ナイロビと左遷、不遇の9年を過ごします。
詫びれば本社に戻るとの話しにも信念を曲げることができず、途中から単身赴任をするなど、家族にも迷惑をかけます。また、
恩地の組合活動歴は、子どもの就職や結婚(映画では赤だから… …と表現)にも影響を与えますが、家族の絆はかわりませんでした。
一方、恩地と一緒に組合の副委員長として闘った行天(三浦友和さん)は、出世と引き換えに、組合の分裂を画策、
あらたにつくった第2組合(労使協調路線をとる組合)を背後で操るなどして、常務にまで上りつめます。
そして、昭和60年(1985年)、ジャンボ機が御巣鷹山に墜落、
520名の尊い命が失われます。大切な家族を失い深く傷ついたご遺族とお世話係りとなった恩地の苦悩、
国民航空の対応が描かれていました。事故後、失った信頼を取り戻すため総理大臣から依頼され会長に就いた・元関西紡績会長、
その会長に見込まれ会長室部長として会社再建に取り組んだ恩地。ODAに関わる疑惑、官僚・
政治家にお金を渡すために行われた不正経理などはどう処理されたのか。そして、 仕事に対して異なる考え方をもつ恩地と行天は… …
。
映画では、国民航空が日本航空とイメージするように描かれているので、フィクションとはいえ誤解しそうです。当時、
モデルとなった会社に勤務、ジャンボ機には国際線から国内線に移った同期と友人(大学生)が乗っていたので、複雑です。
また、事故とともに労使関係が軸に描かれていました。今でもTVや新聞で、モデルとなった会社に○つ組合があって… …
と取り上げられる度に胸が痛みます。私は、お客様に迷惑をかけるストは避けたいと思い、労使協調路線をとる組合に入っていました。
末端の社員にはわらないことは多々あったと思いますが、映画では、私でさえ「?」と思う表現がありました。大変な時期ですし、
様々あるでしょうが、安全を守り、ねじれた気持ちが解かれるようにと願っています。これまで事故を扱った映画『クライマーズ・ハイ』
などは観れませんでした。しかし、『沈まぬ太陽』は、最後に希望を感じることができ、救いとなりました。見ごたえもあります。
是非、 観ていただきたい映画です。
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●2009年10月 ワーキングママ
住まいのアイディアコンペ入賞 ●2007年
入賞 ●
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