映画 『ファッションが教えてくれること』は、米版・
ファッション誌『VOGUE』の編集長、アナ・ウィンター氏を追ったドキュメンタリー。
アナは、メリル・ストリープの主演映画『プラダを着た悪魔』のモデルといわれています。
フィルムは日本でいう新年特大号のようなヴォーグ9月号(2007年)ができるまでの5ヶ月を追います。
アメリカ女性の約10人に1人、 1,300万人が読むといわれるヴォーグ。
有名デザイナーも彼女の意見を参考にし、ショーの開催を待つほどです。
すべてにおいて決定するアナ、どれだけ準備されたものでもばっさり却下。スタッフは決定に理由を求めることはできませんし、
うまくいかなければ「私、クビかも… … 」 というほど。また、締切が5日後でも、完璧を求めて服を替え撮影直しを命じるアナ。
認めてもらえるよう、要求に応えようとするスタッフの姿には、どの仕事も同じと思い励まされます。
映画では、好対照の2人に魅了されました。ボブカット、サングラス、コケティッシュで洗練されたファッションのアナ(60才位)は、顔や首、
手のしわもキャリアと受け入れているように見えます。冷酷と言われますが、潔さが素敵です。
一方、アナと一緒に働いて20年、ぶつかりながらも信頼をえているクリエイティブ・ディレクターのグレイスさん(60代後半)は元モデルで、
ロングソバージュにノーメーク、黒い服とフラットシューズ、スタイルを確立しています。
グレイスがつくりだすコーディネートと質の高い仕事を見て、年令を重ねても、(才能はもちろんですが)
努力と経験によって感性は研ぎ澄まされていくことを知りました。
ところで、フィルムには、カール・ラガーフェルド氏らとともに、オスカー・デ・ラ・レンタ氏とのやりとりも納められていました。
おしゃれには縁遠い私ですが、二十数年前、オスカー・デ・ラ・レンタ氏から(帝国ホテルで食事付の)
ファッションショー招待いただいたことがあります。
オートクチュールやプレタポルテもわからない頃です。最近、
リアル・クローズ(現実性のある服)という言葉をよく聞くようになりました。
有名デザイナーの服を紹介していますが、ヴォーグで提案しているのもリアル・クローズです。
☆追伸:『プラダを着た悪魔』も面白かったですね♪ 最近、観ているのが『アグリー ・ベティ』、ニューヨークの一流ファッション誌
『モード』社が舞台のコメディです。映画やTVシリーズになるほどファッションは大きな産業です。ちなみにアナは、3,000億ドル
(約27兆円)のファッション産業で最も重要な人物なのだそうです。映画では、その影響力も伝えています。
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