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BLOG INTERIOR DESIGN CYCLOPEDIA

2009年09月14日

映画 『火天の城』

映画 『火天の城』(かてんのしろ)を観てきました。織田信長に命ぜられ、大和のへそである琵琶湖をのぞむ安土の山に、山をまるごと城にして安土城 (五重七層の楼閣)をつくった宮番匠・岡部又右衛門(西田敏行)と職人、家族との絆の物語です。

 

神の手を持つと言われた熱田の宮番匠(宮大工)の岡部又右衛門は、信長に命ぜられ、東大寺大仏殿や金閣寺を建立した名門の宮大工との指図(設計コンペ)に参加します。又右衛門は、信長の要望(天主が五重で、吹き抜けをもつ城)にはこたえず命が危いなか、吹き抜けが炎の通り道となるので、信長の命を守るために吹き抜けにしなかったと説明し、指図に勝利、総棟梁を任ぜられます。

 

総棟梁は、設計士、大工、現場監督を1人で受け持つ宮番匠(宮大工)で、総合建設業(ゼネコン)を1人でやっていたような人。天主だけでも4万点以上の部材を使ったといわれる安土城、設計するだけでも大変な仕事だったと思います。

 

安土城の建設が始まり、熱田から赴いた岡部一門の番匠たちは、様々な困難に出会います。なかなか思うように加工できない若い大工に対し、先輩が「不器用だからこそ、工夫して努力する。コツコツ努力していくうちに、心で感じることができるようになる。(自分は)不器用であったことに感謝している… … 」といった言葉には、うなづくだけです。

 

木の声を聞いたり、木の性質を生かして… … といったことは、今の時代でもそうありたいと思うことですし、職人やまわりの人たちとつくり上げていく、皆で協力する様は、現代の現場と同じです。

 

私たちはデザインをしていますが、現場にも出ますし、大工さんだったら … と思うこともあります。現場がつくる喜びを教えてくれました。映画では、かんなで削ったり、のみで加工する場面は、美しいと感じました。

 

五重の天主を支えるために、樹齢2,000年の巨大な檜・(伊勢神宮の式年遷宮のために準備している)ご神木を密かに分けてくれた木曾の檜を守る番人と、その上司である木曾義昌(信長の敵方である武田領内の武将)、安土城の石組みをつくった石工など、城づくりに関わる人たちの気概と気骨、熱い思いが伝わる映画でした。

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