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BLOG INTERIOR DESIGN CYCLOPEDIA

2010年09月15日

映画 「キャタピラー」

 

主演の寺島しのぶさん(ベルリン国際映画祭銀熊賞・最優秀女優賞を受賞)の演技を見たいと思い、映画「キャタピラー」を観ました。歌舞伎役者の尾上菊五郎さんと女優富司純子さんの間に生まれるも、男子でないため歌舞伎役者になれず疎外感を感じて悩んだこともあったと記事で読んだことがあり、女子だからの不自由さにも共感して観ることに。

 

第二次世界大戦中、四肢を失い、顔の半分が焼けただれ、耳が聞こえず、しゃべることもできない体になって戦地から帰ってきた夫・久蔵と、献身的に世話をする妻・シゲ子の物語。久蔵にとっては、戦地での勇敢な行動が褒めたたえられた大きな新聞記事と3つの勲章が支えで、シゲ子には夫が「生ける軍神(ぐんしん)」とあがめられていることが支えでした。

 

食欲だけでなく、四肢はなくても、性欲についてあくなき欲求をもつ久蔵に仕方なく応えていたシゲ子。出征前は、子どもができないことから貶められ、暴力をふるわれていた関係が、世話をするうちにシゲ子に変化があらわれ、戦地で犯した罪にさいなまれる久蔵にも変化が… …。

 

映画の間、ずっと腕組みをし、口に手をあて、閉じた形で観ていました。単純に重いというより、その時代の空気を感じ、そういった夫婦の関係などを考え、戦争がつくる様々な傷を見て固まっていました。最後に、これまで見たことがないBC級戦犯に関するフィルムが流れました。

 

タイトルのキャタピラーは、江戸川乱歩の短編小説「芋虫」から。映画としては、つくり方が粗いのですが、エネルギーでカバーされていました。寺島さんの演技は、素晴らしかったです。

 

☆追記:50年の歴史をもつ映画館「シネマ・ジャック&ベティ」で観ました。場所が伊勢佐木モールの先、古い歓楽街の黄金町にも近く、女性だと入りづらい外観、お尻に椅子の枠があたり、音響もイマイチのレトロ感たっぷりの映画館でしたが、一度行って安心。ミニシアター系の作品がかかっているときは、出かけてみようと思っています。

 

追記2:映画内容の表現において、気を悪くされる方がいらっしゃったら、ごめんなさい。人の心と体を傷つける戦争はなくなってほしいと強く思います。

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