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BLOG INTERIOR DESIGN CYCLOPEDIA

2010年12月02日

映画 『レオニー』

昨晩、横浜・みなとみらいの映画館で『レオニー』を観ました。レオニーは世界的な彫刻家、イサム・ノグチの母親(シングルマザー)。100年以上前のアメリカと日本で、困難を受け入れながらも、信念を持って自分らしく生きた女性です。イサム・ノグチは、彫刻の他、竹ひごと和紙でできた照明器具あかりシリーズや、曲線が美しいコーヒーテーブルなどのインテリアをデザインしたことでも有名ですので、ご存知の方も多いと思います。

 

ソロボンヌに留学し、大学では反対意見でも教授に自分の考えをはっきりと述べたレオニー(エミリー・モーティマーさん)は、卒業後、ニューヨークで教師をしながら、詩人・野口米次郎「通称:ヨネ」(中村獅童さん)の編集を手伝うことに。レオニーの協力で、ヨネの本は脚光をあびるようになります。やがて、互いに好意を持ちますが、抵抗するレオニーに、ヨネは自ら「レオニーは妻である」と書き、結ばれます。

 

しかし、日本人差別に嫌気がさしたヨネは、「妊娠は引き止めるためか。日本から原稿を送るから、これからもパートナーだ」と都合よく言って、妊娠したレオニーを捨て、日本に帰ってしまいます。

 

レオニーはカルフォルニアの母のもとで出産し、子どもを育てていましたが、日本人を理由にいじめられるイサムのために、そして、離れながらも仕事を手伝っていたヨネに呼び寄せられ、もちろん、レオニーがヨネを求めていた・好きだったのもあると思いますが、来日することに。母が「(ヨネは)冷酷で、また、傷つけられるのに」と止めるのも聞かずに… …。しかし、日本でレオニーを待っていたのは… …。

 

印象的だったのが、貧しく心細い家を温かく照らす行灯。10才のイサムが家族のために家を設計、大工との交流からのみの使い方を覚え、レオニーのために富士山が見える丸窓を設計したこと。そして、14才のイサムを単身アメリカの学校に送り出す時、横浜港で、止めるヨネに「私はあなたの犬じゃない」と言うレオニー、ヨネの支配から脱したい強い気持ちが伝わりました。どんなに困難な状況でも、あきらめずに生きたレオニーだからこそ、イサム・ノグチが育ったのだと思います。

 

最近の映画は、◎◎製作委員会という形で数社関わって立ち上げることが多いようですが、レオニーのエンディングロールでは、困難だった?製作過程を感じさせるクレジットが流れました。監督は松井久子さんです。レオニーほど強くはなれませんが、勇気を得ることができました。女性には是非、観ていただきたい映画です。

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