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BLOG INTERIOR DESIGN CYCLOPEDIA

2011年07月27日

映画『サンザシの樹の下で』

 

昨晩(定休日の前夜)、仕事が終わって、横浜みなとみらいの映画館で『サンザシの樹の下で』を観てきました。監督はチャン・イーモウ。文化大革命(1965年から約10年間)によって、改革の嵐が吹き荒れた1975年代(昭和50年頃)の中国が舞台で、実話だそうです。

 

農村で学ぶべきことが多いという教えによって、町に住む高校生の女の子ジンチュウ(チョウ・ドンユィ)は、農村実習に出かけた。村に行く途中の丘に、通常、白い花を咲かせるサンザシの木があったが、その木には、下に埋められた抗日戦争で亡くなった兵士の血によって、赤い花が咲くと言い伝えがあった。

 

そして、ジンチュウは、受け入れ先の村長宅に家族のように出入りしていた地質研究に来ていた誠実なスン(ショーン・ドウ)と出会い、何かと気にかけてくれるスンと思い合うようになる。ジンチュウの父は知識階級のため文革で投獄されていたので、残った家族は辛く、苦しい生活をしていた。また、体が弱い母や弟妹と暮らしていたので、ジンチュウは学校に残って教職につくことを望んでいた。

 

一方、スンは党幹部の息子なので、身分が違い結婚できる相手ではなかった。それに、2人が付き合っていることがわかれば、(時代もありますが)ジンチュウは、大事な仕事をなくしてしまうため、一緒に歩いて人目につくのはダメ。もちろん、結婚が許されるまで、口づけもダメで、清い関係でなければなりません。

 

校庭の整備のために、素足でこねるセメントによって、焼けただれたジンチュウの足を陰ながら見ていたすスンは、長靴を買ってプレゼント。しかし、ジンチュウの母に見つかり、別れるように諭されたスンは、帰る前に、ただれが治っていないジンチュウの足に包帯を巻いてあげます。(涙)

 

「純愛」という言葉にふさわしい映画でした。ジンチュウを愛し、清い関係でいようと律するスンと、純真なジンチュウに自然と涙がでました。スンが入院する病院で、ジンチュウの足を洗うために、底に赤いサンザシの花が描かれた洗面器を準備するスン、あの村のサンザシもきっとこんなに赤いんだろう… …と話す2人、一途な思いと、切なさを感じました。(涙、涙、涙)

 

素朴な光景のなかで、詩のような純愛映画と感じました。映画は、忘れていたものも思い出させてくれます。【2010年 中国映画】

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